今日は孫の話。（今日も？）

結構、多くの人が、赤ちゃんの頃や小さい頃、
これを手放せなかった、とかいう話を聞きません？
毛布とか、ボロボロになっても手放せない。
特に眠る時や落ち着かない時。

娘の栞は、最初はおしゃぶりだった。
その後は「わんわん」という名前の
うさぎのぬいぐるみ。

孫の楓はパイル地のパジャマ。
なんと私が買ってあげたやつ。
大手スーパーで、赤ちゃん用品を色々買い込んだついでに
タイムセールになっていた赤ちゃん用パジャマを
「そのうち着るかもな、パジャマ」と思って
あまり何も考えずに買ってあげた。

ところが。
どういう訳かいつの日からか
それが楓の大のお気に入りになっている。
冬用パジャマで、最初はちゃんと寝る時に着せていたようで
まだ指しゃぶりが上手にできなかったために
実際のサイズより大きかったパジャマの上から
自分の指をしゃぶろうとしていたのが発端みたい。

しかし、春になり、夏になり
１歳を過ぎても離そうとしない。
それを口元にもっていって
おっぱいを吸う時のように口を動かし
「およおよおよ・・・」
と発音する笑

次第に家族の間で
楓がぐずると
「およおよは？およおよはどこ？」
と、そのパジャマの名称になってしまった。

これは替えが必要だと
またしても私はそのスーパーに同じものを買いに行き
今度は更にサイズの大きいものを買った。
今は夏、もちろん暑くて着られないけど
「およおよ」はすでに楓にとって
パジャマではないのだ。
なくてはならないグッズなのだ。

今現在、およおよは上下２枚ずつ
計４枚あるので
１枚は我が家に置いてあって
私が保育園のお迎えに駆り出される時とか
うちに遊びに来たとき用に常備してある。
そしてすでにずず黒い笑
洗濯しまくって毛玉はできてるし。
はいはいしたりつたい歩きの時も離さないから
ぞうきんと変わらないもの。
そして最近はそれをみんなに
「（においを）嗅げ！」とばかりに
「ん！！」と言って、顔に押しつけてくるんだよね笑

スヌーピーに出てくるライナスのように
いつまでたっても離せないのかな〜〜〜笑

それでいいんだよ（＾＾）
汚いから、と無理に取り上げてしまってはダメ。
不潔に思える人もいるかもしれないけど
もしかしてきっと精神発達上に必要なものだから。
抵抗力がついていいわ、くらいに
どーんと構えないと。

手元にあると安心するものを取り上げちゃいけない。
こんな小さな積み重ねで
人間って変わっていくものなのかもしれないから。

最近、本当に犯罪者が多くなって
母親の育て方がどうとかいっぱい議論されちゃう世の中だけど
みんなよかれと思って育てているはずなのにね。


「およおよおよおよ・・・・」

♪イチオクノホシの中の二人
　こんな小さな物語は
　あのとき僕らが出逢わなかったら
　今もきっと始まらない♪